EPA・DHAの副作用は心配しなくていい?賢くなるサプリの飲み方
DHAとEPAの摂取の重要性は、最近では広く認知されてきていると思います。
そこで、魚を調理して摂取することよりも、サプリメントから手軽に摂取している人も多いはず。
ただ、簡単に栄養を摂れるサプリメントに副作用の心配はないのか、注意するポイントはないのか、そのような気になる疑問について、説明します。
この記事の目次
DHAとEPAの副作用
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は青魚であるマグロやブリ、サンマなどに含まれる、液体状のω(オメガ)-3系脂肪酸と呼ばれる成分です。
そのDHAとEPAには以下のような副作用を呈することがあります。
- 吐き気・下痢
- 鼻血・出血が止まりにくくなる
- 血圧が下がる
DHA・EPAの摂取について、厚生労働省では1日に1g以上の摂取を推奨しています。
ただ、上記の副作用は主に過剰摂取で発症しています。
DHAは血液をサラサラにする性質があるため、規定用より若干少なめに摂ることを推奨すべきだとも・・・。
血栓症予防のための薬の服用していた場合、血液が固まることを抑制します。
そのため、DHA・EPAサプリメントを飲んだとき、血小板の抗凝集の作用により、DHA・EPAサプリメントの抗凝集性が増強するため、出血傾向が強まるリスクが高まります。
このような事例もあるので、薬を服用している人は必ず医師の確認が必要です。
DHA・EPAサプリメントに含まれる水銀の危険性
DHA・EPAサプリメントは魚の油を使用しているため、食物連鎖の影響で水銀の心配をする人は少なくありません。
気になる水銀の混入ですが、製造段階に魚油は高度に精製して製造されており、製造中にも水銀は除去され、安全上の危険性はないと言われています。
妊婦さんが注意すべきDHAとEPAの摂り方
さて、妊婦さんにとっては、胎児への影響を考えて、何をどのように摂取したら良いか悩みますよね?
DHAとEPAの摂ることに問題はあるのでしょうか?
キンメダイやメバチマグロなどは週に1回、約80gまでと、一部の魚は水銀の影響を考えて、厚生労働省が魚の摂取量を決めていますが、一般的によく食べられている魚は問題ありません。
妊娠している胎児は母体のDHA・EPAを積極的に摂取し、出産後も母乳を介して乳幼児にも移行するので、DHAとEPAの摂取によって、知能が高くなるという研究もあります。
赤ちゃんの脳はおおむね20週頃から、脳に含まれている脳中のDHAとEPAが増えていきます。
両者ともよく似た成分ですが、DHAは脳に効き、EPAは血液に効くと言われています。
ともに赤ちゃんの脳の発達をサポートする大切な栄養素です。
授乳中のママと同様に、胎児はママが頼りです。
ママがしっかりDHAを摂取することで、赤ちゃんに届けられます。
ただ、妊婦さんには、サプリメントの積極的な摂取は推奨されていません。
バランスの良い食事を摂ることが母子ともにカラダにとって一番良いことです。
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まとめ
脳は多くの脳細胞で構成されていますが、水分を除くと脳の1/4はDHAとも言われています。
DHAとEPAは1日に1g以上の摂取が必要です。
過剰摂取には気を付けて、食事やサプリメントで効率的にバランス良く摂取しましょう。
サプリメントによってはEPAも配合しているアイテムもあるので、サプリメントから摂取する場合は、両方入っているものを選ぶと良いですね。
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