アトピー性皮膚炎は食事で治るの?症状を緩和する献立メニューとは?
日本でも世界的にも多くの人を悩ませているアトピー性皮膚炎。
アトピー性皮膚炎は体質と生まれつきの肌質が関係していると言われていますが、日頃の食事が炎症の悪化や激しいかゆみの原因となったり、反対に症状を緩和することもあります。
今回はアトピー性皮膚炎に効果的な食べ物と悪化させる食べ物をまとめました。
この記事の目次
アトピー性皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎とは生まれつき肌のバリア機能が弱かったり、アレルギーを起こしやすい体質の人が引き起こす湿疹です。
特徴として、かゆみを伴う、治っては悪化するを繰り返す、アレルギーを持つ人が発症する率が高いなどが挙げられます。
発症する年齢は関係なく大人になってからの発症もあります。
遺伝や環境の変化でも引き起こすことがあり、アトピー性皮膚炎についての解明はまだ途中で、様々な体内外からの刺激が症状を悪化させる原因と言われています。
治療法としては悪化原因の究明、正しい入浴、スキンケア、ステロイドと保湿剤を併用した薬物療法が主となります。
アトピー性皮膚炎に効果的な食べ物
アトピー性皮膚炎は専門医への受診と治療が必要ですが、日頃の食事で症状を緩和させることができます。
まず1つめは緑黄色野菜です。
緑黄色野菜には淡色野菜に比べてカロテンが多く含まれており、これは活性酸素の働きを抑え、肌のバリア機能を高める働きがあります。
人参や小松菜、ほうれん草など色の濃い野菜が良いでしょう。
2つ目は海藻類です。
海藻にはマグネシウムやヨウ素などのミネラルが豊富に含まれており、これらの特徴として代謝を向上させたり、細胞の活性化が挙げられ、老廃物を体外に排出する働きを助けます。
ひじき、モズク、ワカメなどがあります。
また、魚類は種類によってアレルゲンになることがありますが、食物連鎖の少ない小魚はカルシウムが豊富で比較的アレルゲンになりにくく効果的です。
そして、一番オススメなものが和食です。
和食は油を多く使わずバランスが取れていることが特徴です。
塩分を控え目にして和食を中心とした食生活を心がけましょう。
アトピーの症状を悪化させる食べ物
まず、自分に食物アレルギーがあるならば、その食品の摂取を控えましょう。
悪化させる食品はたくさんありますが、アレルギーを引き起こしやすい食品には注意しましょう。
例えば、卵、小麦、牛乳、ピーナッツなどです。
すべてが悪いとは言いませんが、これらはアレルギー症状を発症しやすい食品なので、久しぶりに食べたらかゆみが出た、ということも少なくありません。
食べて肌に異変が見られたものは避けましょう。
また、タンパク質も食べ過ぎてしまうと消化しきれずに体内に残り、アレルゲンになりやすいと言われています。
肉類、乳製品など動物性蛋白質の過剰摂取は避けましょう。
そして、様々な添加物の入った加工食品やインスタント食品も控えましょう。
このような食品は消化にたくさんのエネルギーを使うので免疫力が落ちてしまいます。
油分、塩分、砂糖の多い食事、香辛料も同じですので、極力控えてください。
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最後に
アトピー性皮膚炎の明確な原因はまだ分っていませんが、油分の少ない和食を心がけることで症状が改善したという人が多くいます。
アトピー性皮膚炎の食事療法もありますが、まずは自分でできることから!
体へ刺激になるものは避けて症状緩和を目指しましょう。