衣類に付いた魚の臭いを消す方法-洗濯前の簡単ニオイ撃退5選
魚を扱うとき、例えば、魚の調理や釣りに行ったときなど、気を付けるようにしていても、衣類に魚の臭い付いてしまうことがありますよね。
そんなとき、皆さんはどのように臭いを取っていますか?
単に洗濯機で洗濯するだけでは、なかなか取り除けないことも多いと思います。
そこで、付いた魚の臭いや汚れを除去する方法をご紹介します。
ご家庭でできる、簡単なやり方ですので、「いざ」というときに試してください。
この記事の目次
家庭で簡単にできる、衣服に付いた魚の臭いの消し方
お酢を使って、魚の調理で衣類に付いた臭いを消臭する方法
魚料理をしていて生の魚をさばいた手で衣類を触ってしまったとき、魚料理をした後に手を拭くタオルには、臭いが付いてしまいます。
身近にあるお酢に消臭作用があるので、服を洗面器に浸けて、その中にお酢を大さじ3杯入れます。
そして、1時間置くとすっかり魚臭さは消えます。
逆に、お酢のにおいが気になる場合はありますが、その後、普通に洗濯機で洗濯をするとお酢のにおいは取れて気になりません。
お酢は特別なものではなく、家庭にあるもので良いですし、衣類の他にも排水溝やお皿などにも臭いが気になるときには同様にお酢を使えば消臭できます。
安いお酢でも大丈夫なので、お酢が特売で売っているときに消臭用として買っても良いのでは!
お酢は食べても大丈夫なものなので、安全安心で使えますね。
石けんを使って、魚の調理で衣類に付いた臭いを消臭する方法
魚の3枚おろしなど、魚料理をしたときに、魚の血が付いてしまって困ることがありますよね。
そのときの服や手のひらが魚臭くなったときの対処法として、まず、服に付いたときは魚のシミ(血など)の付いた箇所に対して、直接生地に水かお湯で湿らせます(濡れタオルなどを使用しても良いです)。
その上から固形石けん(注:洗濯用の洗剤とはちがいますよ~!)を布地の表裏にゴシゴシ押し付けます。
次に、濡れタオルをその箇所にポンポンと表裏叩きながら石けんを落としていきます。(注:この時こすってはいけません)
これで シミと臭いは取れます。
この固形石けんは、お安いのでも充分です!
固形なら、ほぼ何でもOK!
手のひらの臭いがまだ気になる場合は、冬は温州みかんの皮で手をこすると、すぐに臭いが消えます。
他の季節には、絞り終えたレモンを使えば、同じく効果がありますよ。
重曹を使って、魚の調理で衣類に付いた臭いを消臭する方法
魚の生臭さは普通に洗濯しても取れにくいので、まず他の衣類と一緒に洗いたくない人は、別に洗います。
特に、魚の血などが付着していたり、魚の生臭さのする水がかかった部分があれば、そこに重曹の粉末を振りかけ、そのまま数時間放置します。
重曹は臭いの元を吸着すると言われています。
また、衣類全体が生臭く感じる場合は、重曹を溶かした水に浸け置きします。
粉末をかけたものは後から粉末を払い、重曹水に浸けます。
その後はシミが目立てば手洗いし、特に問題なければ洗濯機で洗ってください。
このときに洗濯洗剤に漂白剤を加えても良いですね。
しっかり洗濯して、すすぎの仕上げに香りを付ける意味でも柔軟剤を使って、嫌な匂いを包み込みます。
まずは生臭さを吸着すること、仕上げに香りを付けることがポイントです。
お酢を使って、魚釣りで衣類に付いた臭いを消臭する方法
魚釣りが趣味の人、小さい頃からよく釣りに行っている人であれば、経験していると思いますが・・・。
釣りたての魚は鱗も内臓も全て付いた生きた状態なので、その臭いもスーパーで買った切り身の魚とは比べものになりません。
また、活きの良い魚は激しく暴れるため、水が飛んだり、魚が直に洋服に付いて、激しい臭いを発することもあります。
そんな洋服に付いた臭いを消すのに効果的なのは「お酢」です。
臭いの付いてしまった洋服を水で薄めたお酢にしばらく漬け込み、水で軽く濯いで洗濯機にかけると、キレイに落ちます。
お酢の中の成分「酸」が効果を発揮するので、お酢に限らずレモン汁など酸の強いもの全般、効果があります。
ただ、こうした「酸」を使用した方法を取る際は、酸性に弱い繊維(綿・麻・レーヨンなど)には注意が必要です。
洋服だけに限らず、もちろん手やまな板に付いた臭いにも効果があるので、石鹸で落ちない臭いも、お酢でサッと洗うだけで消えてしまいます。
重曹を使って、魚釣りで衣類に付いた臭いを消臭する方法
魚釣りなどで爆釣のとき、上着などの臭いって、自分で洗濯してもクリーニングしてもなかなか取れないですよね。
消臭剤スプレーをどっぷりつけて、風通しの良いところに置いても1週間くらいかかってしまうことも・・・。
こんなときに便利なのが重曹です。
お掃除用重曹200~300gを100円ショップなどで購入し、その上着の気になる部分を表側に向くようにして畳み、全体に重曹を振りかけてごみ袋などに入れて封をしておきます。
2~3日たった後に、重曹をよく叩き落としてから洗濯やクリーニングに。
そのまま洗ったり、クリーニングに出すよりも、驚くほどスッキリと繊維の細部まで臭いが取れます。
お魚屋さんなど、常時魚のヌメリを扱う皆さまは、塩素などでスッキリと漂白してしまうという人もあり、そのために色落ちしない繊維などを最初から選ぶとも言いますが、レジャー魚釣りなどではそこまでできないですよね。
この重曹ふりかけで「臭い」のプレクリーニング、その他の繊維でも広く使えます。
しっかりと叩き落としてしまうところがポイントです。
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まとめ
魚の臭いの元はトリメチルアミンと呼ばれるアルカリ性の揮発性物質ですので、一つとして、酸で中和することで消臭効果が得られます。
その他にも、重曹や固形石けんを上手く活用することで、衣服に付いた嫌な魚の生臭さも、そのまま洗濯したときに比べて、しっかりと取り除くことができます。
臭いを気にせず、料理や釣りなど、めいっぱい楽しみましょうね!