2018年の鮎釣り解禁!初心者が楽しむためのアユ釣り入門
「鮎釣りの解禁日はいつ?」
釣りをしている人であれば、そろそろこんな声も周りから聞こえてくる時期ですね。
もし、まだ鮎釣りを経験したことのない初心者でも楽しめるように、釣り方のポイントから釣りの時期、仕掛けや道具について、説明しています。
旬の時期にタイミングを合わせて、釣って食べて満喫しましょう!
この記事の目次
鮎の釣り方、友釣りのポイント
鮎釣りで最も特徴的なのは、その釣り方ではないでしょうか?
「友釣り」と呼ばれるこの方法は、生きたオトリの鮎を用意し、彼らが野鮎の縄張り内に入ることで、野鮎が追い払おうとしたところを引っ掛ける釣法になります。
オトリは購入することも可能で、川に着いたら、まずオトリ缶を川に沈め、オトリが弱らないようにすることから始まります。
釣り方のポイントです。
まず、長時間同じオトリを用いているとオトリが弱り、泳ぎが悪くなってしまうので、定期的に交換する必要があることを覚えておいてください。
また、いきなり速い流れにオトリを入れてしまっても、すぐに弱ってしまうので、「トロ場」と呼ばれる緩い流れから始めることも重要になります。
流れの激しい「瀬」と呼ばれるポイントは体力の多い鮎が多いため、アタリも激しく楽しめますが、オトリが弱ってしまう難点もあるので注意しなければなりません。
加えて、鮎は朝に石についた藻などを食べ、その後、深場で休みます。
夕方になると休んでいた場所から出てきて、また餌を食べるので、こうした習性も念頭に置いておく必要があります。
鮎釣りの仕掛けは?
友釣りはハナカンと呼ばれる金属をオトリ鮎の鼻に通し、尻ビレの付け根に逆バリを付けて行います。
尻ビレに付ける逆張りは野鮎が掛かったら外れるように、皮1枚を引っ掛けるように貫通させます。
この仕掛けを作るときに時間が掛かってしまっても、オトリが弱ってしまうため、できるだけ速やかに仕掛けを付けることにも注意が必要です。
鮎釣りの道具は?
道具として、最低限必要なのは
- ロッド
- タモ網
- 鮎ウェーダーあるいは鮎タイツと鮎足袋
- ベスト
- 鮎ベルト
- 引き舟
- オトリ缶
となります。
竿であるロッドと、釣り上げた鮎を取り込んだりするのに使うタモ網はさておき、耳慣れない道具が並んでいるかなと思います。
まず、「鮎ウェーダーあるいは鮎タイツと鮎タビ」は、川の中で行われる鮎釣りで、下半身が水に濡れないようにするための道具です。
ウェーダーは一体化したものを、鮎タイツは足袋の部分が分かれているものがあります。
ウェーダーは中に水が入らない利点がありますが、暑く蒸れてしまうことに加え、転倒した場合に内部に入った水が外に出ない可能性もあります。
鮎タイツと鮎足袋は水が内部に留まることはありませんが、常に皮膚が水に触れている状態になってしまうので、体温低下を引き起こす可能性があることに注意が必要です。
ベストも同様に、川の中を移動しながら行う鮎釣りで、仕掛けなど必要な小物を収納し、運ぶために必要になります。
同じくタモ網を常に手に持っていることはできないので、鮎ベルトに固定しておく必要がありますね。
鮎ベルトはこの他に、引き舟のロープを取り付けたりするのにも用います。
「オトリ缶」はこのときに用いるオトリや、釣った鮎を入れておく道具で、川に沈めて用います。
アユ釣りの解禁日はいつ?
鮎釣りで注意したいのは、鮎は一年中釣ることができる訳ではなく、釣ることができる期間が限られていることです。
ニュースなどで「鮎釣りの解禁日」という言葉を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
実は、鮎は一生のうちで海や川を行き来する、「両側回遊魚」と呼ばれる魚です。
鮎は晩春から初夏にかけて産卵をして、孵化した稚魚は海に下り、春までを海で過ごした後、川に遡上し成長します。
このため、釣りの対象となる時期は「初夏から秋」にかけてとなります。
また、鮎の天然遡上がなく、放流によって鮎がいるようにしている河川もあります。
この場合、解禁日以前はまだ放流していないので、川に鮎がいないということになりますね。
また、鮎釣りは許可制なので、年券や日券などの許可証を購入する必要があります。
こちらは事前に買っておく方法と、現地で購入する方法がありますが、現地で買うと割高になってしまうので、事前に入手しておく方が良いかもしれません。
最後に
いよいよ鮎釣りの解禁です!
鮎釣りは初夏から秋にかけてですので、これからの季節に楽しめますね。
釣った鮎を美味しくいただいて、旬の魚を味わう醍醐味を味わいましょう。
釣った鮎を美味しく食べたい方はこちらの記事も一緒に見るといいでしょう。
『絶品の鮎料理!鮎を美味しく食べるには?』
より美味しい味を引き出すポイントやレシピを書いていますので、ぜひ作ってみてくださいね。