魚臭症による口臭・体臭の特徴と改善方法-この病気で悩む女性増加中!
「口や体から魚が腐ったような臭いがする・・・」
もしかしたら、これは魚臭症という病気かもしれません。
どのような原因でなってしまうのか、対策方法はあるのかについて、説明していきます。
この記事の目次
口臭の種類
口臭には様々な種類があり、それぞれに合う対策が必要です。
まず、清潔が保たれていないと強い臭いを発しやすくなりますので、まずは歯磨きを丁寧に行いましょう。
歯ブラシはもちろん、歯間ブラシなどで細かな部分もしっかり汚れを取り除き、舌苔も取っておくことがオススメです。
この他ではニンニクなどの強い食べ物を食べたとき、虫歯、便秘、胃腸障害などでも口臭が発生することがあります。
そして時には何らかの病気が原因で、強い臭いが発生している場合もあります。
こうした場合は清潔を保っていても、消臭剤を利用しても改善が難しいので正しい対策を行うことが必要です。
魚臭症による臭いの原因とチェック方法
口臭が強くなるとされる病気には糖尿病なども挙げられますが、魚臭症も口臭や体臭が強くなり代表的な病気の一つです。
この病気はトリメチルアミン尿症とも呼ばれており、その名前の通り、魚が腐ったような臭いが発生するのが特徴的です。
これは体内にトリチルアミンという物質が発生することで起こるもので、汗や息に混じって排出されるため、体臭、口臭の原因となります。
通常はこうした物質も肝臓で分解されますが、トリチルアミンを分解する酵素がうまく分泌されていない、肝臓の機能が落ちているなどで体内に溜まってしまうこととなります。
かなり強い臭いを発生させていても、本人はまったく気づいていないということも少なくありません。
他人、家族などに指摘されて初めて気づくという人も多いのも特徴的です。
魚臭症であるかを確認する方法としては、医療機関で判断してもらうというものがあります。
診察や尿検査などで確認できますので、気になる人は医師に判断してもらうと良いでしょう。
魚臭症の改善方法
魚臭症は強い体臭を発生させる病気ですが、日本ではかなり珍しい病気ということもあり、根本的な治療はありませんが、改善する方法はあります。
改善策は食事を工夫することで、体内のトリチルアミンの発生を防ぐこととなります。
食事で気をつけたいのは、コリン、レシチン、トリメチルアミンオキシドを多く含む食品を避けるということです。
こうした成分を豊富に含む食品についても知っておきたいですが、まずコリンは卵や肉類に多く含まれています。
レバーなどの内臓類や加工したベーコンやハムにも多く含まれていますので注意が必要です。
さらにヘルシーなイメージのあるナッツや大豆などの豆類、ブロッコリーやキャベツなどのアブラナ科の植物にも含まれている成分です。
レシチンは卵黄に多く含まれていることが知られていますが、この他にも大豆やコーン油などにも含まれています。
トリチルアミンはエビやカニなどの魚介類に多く含まれていますので、こちらも食べ過ぎることは控えたいところです。
最後に
食事では制限も多くなりますが、臭いの原因となる食品を避ける、控えることでかなり臭いを抑えられるようになります。
食べても問題がない食品、避けたほうが良い食品はしっかり理解し、食事での対策を行ってみましょう。
☆偏った食生活は避け、きちんと魚も摂ってバランスの良い食事を心掛けましょう!
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